ハイパーループの日本実用化はいつ？公開テストの目的とは！？

ハイパーループの公開実験が米で行われ、4秒間の走行で186km/時にまで速度が達した。
ハイパーループの公開実験は初めてで、今回の発表は新たな資金調達へ、効果的なパフォーマンスとなったことでしょう。

ハイパーループって何？

ハイパーループとは「減圧チューブ」の中で磁気浮上させてポッドを高速移動させる技術。

めちゃくちゃ簡単にいうと、リニアモーターカーをチューブ内にいれたような技術。
推進方法はリニアモーターカーと同じで、浮上方法が異なります。

リニアは超電導磁石による浮上をしているのに対し、ハイパーループは先端から空気を吸い込んで、それを吐き出して浮上するというもの。

実際に他の鉄道と同じ空間を走るリニアと違い、ハイパーループは減圧チューブ内を走ることもあり、
その空気抵抗などの差から、最高時速は理論上1200km/時と、リニアの3倍近い数字が報告されている。

公開テストの目的は！？

今回の公開テストの目的はずばり、「資金調達」にあるでしょう。

今までの鉄道とは全く違うSFのような技術に出資できる企業は限られていたでしょう。
しかし、今回の公開テストで現実味を帯びることにより、さらなる資金調達が可能になります。

ハイパーループの提唱者であるイーロン・マスク氏自身も、資金的に現実的ではないと考えていたくらいなので、この公開テストにかける資金調達の思いは大きいでしょう。

この公開テストを行った企業によると、2018年には有人走行を目指しているそうなので、
SFの世界もそう遠くないのかもしれませんね。

ハイパーループの日本での実用化は！？

ハイパーループはまだまだ実用化までは時間がかかる技術。
いくらリニアモーターカーの3倍のスピードが出せるとはいえ、
すぐすぐの実用化はないでしょうね。

また予算的な部分でも輸出を考えるとやっぱりリニアの方がまだまだ現実的なのかな、
と思います。

とにかく今後の展開に期待ですね！