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32年間無免許教師、山形、受講生徒の再履修は必須の模様 [ニュース]

山形県の公立高校で、無免許の女性が32年間にわたりで保健体育の授業を行っていた事実が発覚しました。

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以下原文
山形県教育委員会は22日、教員免許を持たない女性(55)が約32年間、県立高校で保健体育を教えていたと発表した。  県教委は、採用した1984年にさかのぼり無効を通知。支払った給与1億数千万円の一部返還を含め、弁護士と協議する。  県教委によると、女性は大学で教職課程を修了したが、体調不良で休み、免許の申請手続きをしなかった。採用時に免許の写しを提出しておらず、免許更新制度が始まった2008年以降、勤務校の校長が10回にわたり提出を求めたが、「実家にあるかもしれない」などと言い逃れていた。更新期限を控え、繰り返し督促したところ、1月28日に不所持を認めたという。








再履修は必須なのか



ここで問題になるのが、再履修が必要なのか、ということです。

教師(学校)の不手際による授業の再履修なんて、
生徒からしたら理不尽極まりないことと考える人は多いと思います。

しかし実際に無免許の教員による(正確には教員ではない)授業を受けた生徒が、
その授業の再履修を強制された事実があるのです。

千葉県木更津市の私立志学館高等部で、1年生の家庭科を担当する女性教諭(36)が、免許が失効している状態で本年度の授業を行っていた 10月末までに実施した授業が無効となり、1年生276人全員が再度、同じ単元の授業46時間分を受ける事態となった


これは2015年の11月の出来事です。
そんな理不尽なことが、、

ちなみにこれは生徒の休日を使って補填されたらしく、
生徒からしたらたまったもんじゃなかったでしょう。

今回のケースと千葉のケースの違い


千葉のケースは、教員免許の更新制度が開始直後の話で、
実質無免許での講義時間は46時間とまだ取り返しのつく期間であったため、
非常勤講師でなんとかリカバーを行いました。

しかし今回のケースでは32年という非常に長期のケース。

現実的に再履修は非常にむずかしいですよね。

だって32年前に受講した生徒は今、40代後半なわけですから、
今更高校に戻って授業なんてのは現実的に不可能、っていうか誰もこないでしょう笑。


在校生は再履修の可能性あり!?



上述したような大昔に受講した現在いい大人な方々は、
卒業証書を貰っているわけなので最悪履修しなくても良いかもしれません。

しかし現在の在校生は千葉のケースのようになれば履修は必須になるでしょう。

となると、あのこっぱずかしい保健体育の授業を二度受けることになるわけですね。
筆者が高校生だったら、そのシュールな光景は笑いが耐えられないでしょう。







頻発する無免許教師問題



教員免許の更新制度が始まってから、この手のニュースが後を絶ちません。
筆者個人的な感想ですが、無免許教師はいつか松本人志がやっていたドラマの影響で、
熱血教師が多いというイメージをもってしまいます笑

ただ現実に発覚すると、なんだか惨めな感じですね。

ちなみに無免許が発覚した今回の女性は、今までもらった給料の一部を返還しないといけないようです。
なんでも嘘はいけませんね。







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